昨日が-30℃で、今日が-5℃。今日は暖か。
しかし、気温差25度って、どうなっているんでしょう。
将軍さま(右)と、頼もしいその配下たち。
敬愛する、しろくま将軍様の命により、湖面の洗浄に勤しむ多国籍軍。J君、Pさん。磨かれた氷の下には深く澄んだ水中が。
穴をあけて・・ソーで切る。「腰入れんかい!」将軍様の厳しい目が光る。
わりと、危険。落ちたら死にます。湖面がはじけた水で凍りつくので、滑りやすく、重さで足が取られます。
ふ~っ・・・
腰と握力が限界。レンズも限界。
この美しさ!25cm厚。まだ秋(-20℃)だから薄い。しかしこれ以上の寒さで分厚くなると人の力では引き上げが厳しくなってきます。
この透明度は遥かにガラスを上回っています。バケツに水をためれば、一日で芯まで凍りつく寒さですが、そのような一夜漬けの水道水では、白っぽく濁ってしまい、この透明度は得られません。
大漁!!このワゴンが悲鳴を上げるくらい重い!!現地のアーティストたちには当たり前の情景。このたくましさにはあきれてしまうほどです。
「Lapland万歳!!」今日も将軍様の雄叫びだけが湖面に響きます。
今日は快晴
マイナス25度だけど、雪は少ない。
ラップランド特有の真昼の満月。太陽が並んで見えるときもあります。
ヴェサさんの情報は抜群。正確、明瞭、しかもジョークがキレます
!
「Stay alarted for Auroras tonight...そのときが来た。心して待て。」凍った湖面で待ちました。
「So, you are experienced,like Jimi Hendricks would say :D」
ジェイミーくんはもうすぐニューヨークに帰ってしまいます。
良き友人で、良き先生。
生活のこと、言葉のこと、彼にどれほど救われたか計り知れません。
彼も北欧生活は長いのに、お互いにとってはじめてのオーロラ。
小さい規模のものだったけど興奮しました。
我々にとって、オーロラも、ましてサンタやムーミンは滞在の目的
ではありません。
アートの方向性は少し違っても、ラップランドの「グレー」を愛し、
あえて冬を選んでこの地にやってきた外人同士。
彼はジーパンとスニーカーだけでやってきて、その姿のまま帰ってゆ
きます。
彼が三度この地に戻るとしても、きっと同じ姿で来て、氷水をかぶっ
て働くのでしょう。
もちろん私も同じくマタギのような格好で再会したいと思います。