2013 workshop

 才女、エミ・ハラダ氏にティーセレモニーを依頼いたしました。

私の美術家としての場のしつらえは完了しておりましたが、茶道の心得の無いわたしの演出を、エミさんがどうとらえられるかとても心配でした。

 そこは現場で、余裕の御点前で捌ききってしまわれたエミさんの懐の広さに感服です。

 感謝感謝・・・

 背後に広がるのは、テンサイ画家、中田幸夫氏に依頼した240x170cmの絵画 3枚!! 8mの壁面にぴったりです!!(どんな面して大先輩に「描いて!」って・・・大それたことです。むかしはコワくて近づけなかったのになめたマネをするようになりました~)

 ともかく、中田さんの存在が無ければ企画を断念していたかもしれないくらい重要な存在でした。

 

 

 

 

 そして天からすべてを授かったかのような、聡明かつ華麗な浴衣姿のわたくし。フィンランドのとっても偉い作家の皆様にはったりを・・・いや、奥深いふぃろそふぃーを伝授しております。

 「芸術は空間性、いかに自身の空間を確立するか・・・」コンポジションの概念を越えた「モノがあらねばならない空間」「モノが存在しえない空間」

それぞれ二通りの空間の生み出し方で「間-Tila」の奥深さを説き、制作指示をしました。

 わたしが手にしている(様に見える手前の黒い服の女性)が、「ボンサイシリーズ」のガラス作家アルマ・ヤントゥネンさんです。現代フィンランド工芸デザインを代表される若手作家です。現在大阪の東洋陶磁美術館で開催中の「湖と森の国 フィンランドデザイン展」のポスターや、チケットのデザインにも彼女の作品が使われています。わたくしもちょ~格安でボンサイをゆずっていただきました~すっげ~うれしい!!しかも本人から展示のすべてを任されるなんて!!!

 

 

 

 そして手前で「またデタラメ言ってんじゃねえのか?」と目を光らせるのがタイデヌーティラ代表のオッリさん。

 

 

 

 

 

 

 

 授業態度を採点してる・・・訳ではありません。

 

右の和服女性はまたしてもわたしのでたらめを監督しにこられた才女、エミ・ハラダ氏。

 確かに私の英語はかなりでたらめです。

 

 

 

 

Kiitos kailille Suomen Parhaat Ystävät!!

 2020、ヘルシンキでの個展が終了しました。

 2年がかりのプロジェクトで、ずっとそれだけに掛かり切りでしたが、ついに終わってしまいました。

 

 関係者の皆様や、強力にサポートしてくれた親友たちに、あんな気持ち、こんな気持ち、色々お伝えしたかったのに。いつもそうですが、済んでしまうとあっという間。

 

 こんな成功した展覧会はなかなか経験できるものじゃない。

 

 何度も繰り返し来場してくださったお客様、遠い国から深く感謝申し上げます。

 

 そして、親友たち、また近く、次の機会を待っててください。

 

 特にいつも親のように心配してくださっているオリさん、レエナさん、エイラ、アンティさん、カアリナ、ヘイッキさん、お体を大切に。

 トゥッカ、パイヴィさん、素晴らしい友情をありがとう!!

Tusen takk for dear friends, ありがとうM.Aさん!!

2017、あたらしいBLOG書き込もうと一念発起!! 今年のノルウェー個展は個人的には特別な機会となります。これからぼちぼちかきますのでBLOG2017のコーナーを御覧下さい!

 

 

 

2015 7~9月、はしばらく休めていたノルウェーでの個展企画など美術活動を展開中です。ムンクの研究はわたしの生涯のものですが、現在はなにより、ノルウェー高地の森林限界地域の自然環境の取材を行っております。予期せず決死の活動になってしまっておりますが…冗談抜きに死ぬところでした…  詳しくはBLOGのJotunheimenの項目を御覧下さい!!

 

 

 

2014 7~8月、今年のフィンランドでの美術活動を終え、日本にかえって来ました。 全長8mの巨大な絵画を描き上げてきました。 詳しくは後日BLOGで!!

2010-2011 Works in Finland Virrat16,17がいまさら完成しました。よろしければ御覧ください。

                               

 2011年、北欧ラップランドでの写真展を終え、フィンランド内陸部の湖畔の美しい村で、制作と展覧会、また、国際的なアーティストたちとの刺激的なワークショップを終えました。

 現在は、憧れであった、ノルウェーのハルダンゲフィヨルドに面するオールヴィクで、なぜか楽しいオランダ作家たちと、興奮に満ちた日々を過ごしております???

 『厳しい冬を知らずして、北欧の美術は語れない』との思いで、氷との格闘からスタートした私の留学でしたが、春には現地の誰より薄着になれるほどタフになりました。

 冬から春、夏へと急激に変化する北欧の気候には、ただただ圧倒されるばかりです。 

 すっかり報告が伸ばし伸ばしになっておりますが、私の体験していることを少しずつご紹介いたします。