才女、エミ・ハラダ氏にティーセレモニーを依頼いたしました。
私の美術家としての場のしつらえは完了しておりましたが、茶道の心得の無いわたしの演出を、エミさんがどうとらえられるかとても心配でした。
そこは現場で、余裕の御点前で捌ききってしまわれたエミさんの懐の広さに感服です。
感謝感謝・・・
背後に広がるのは、テンサイ画家、中田幸夫氏に依頼した240x170cmの絵画 3枚!! 8mの壁面にぴったりです!!(どんな面して大先輩に「描いて!」って・・・大それたことです。むかしはコワくて近づけなかったのになめたマネをするようになりました~)
ともかく、中田さんの存在が無ければ企画を断念していたかもしれないくらい重要な存在でした。
そして天からすべてを授かったかのような、聡明かつ華麗な浴衣姿のわたくし。フィンランドのとっても偉い作家の皆様にはったりを・・・いや、奥深いふぃろそふぃーを伝授しております。
「芸術は空間性、いかに自身の空間を確立するか・・・」コンポジションの概念を越えた「モノがあらねばならない空間」「モノが存在しえない空間」
それぞれ二通りの空間の生み出し方で「間-Tila」の奥深さを説き、制作指示をしました。
わたしが手にしている(様に見える手前の黒い服の女性)が、「ボンサイシリーズ」のガラス作家アルマ・ヤントゥネンさんです。現代フィンランド工芸デザインを代表される若手作家です。現在大阪の東洋陶磁美術館で開催中の「湖と森の国 フィンランドデザイン展」のポスターや、チケットのデザインにも彼女の作品が使われています。わたくしもちょ~格安でボンサイをゆずっていただきました~すっげ~うれしい!!しかも本人から展示のすべてを任されるなんて!!!
そして手前で「またデタラメ言ってんじゃねえのか?」と目を光らせるのがタイデヌーティラ代表のオッリさん。
授業態度を採点してる・・・訳ではありません。
右の和服女性はまたしてもわたしのでたらめを監督しにこられた才女、エミ・ハラダ氏。
確かに私の英語はかなりでたらめです。